ThinkCentre M75s-1 Small

ThinkCentre M75s-1 Small SSD,RAM換装

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珍しくPS/2キーボードコネクタ、RS232Cシリアルを標準装備した大手PCベンダー製品があったので購入をした。税・送料込で54,000円でスペックは以下のとおり。この変わった仕様のスモールシャーシPCは、米国でIBM製POSレジで良くみかけるので、これは北米市場でのPOSレジコントローラとして年間数万台の需要を見越してのものだろう。シリアルはクレジットカード端末に接続され、キーボードは多機能レジキーボードとして一般的だ。ドロア最近はUSB接続になってきたようだ。

CPU:Ryzen 5 Pro 3400G 3.7GHz
RAM:8GB DDR4 2666 UDIMM (SAMSUNG製だった)
Mother:AMD AM4 Pro 560
SSD:256GB M.2 2280 NVMe TLC WD製だった
電源:SFF 210W 85%
オプションのWiFi Intel 9260 2x2ac+BTを装備

スモールシャーシの本体は、2つのプラスネジで簡単に開けることができるが、BIOS設定でロックをかけることも可能だ。アクセス可能な箇所へは、赤色のステッカーが貼り付けてあり、どこをいじることができるかを把握しやすい。

ThinkCentre M75s-1

上部から見た写真。本体正面部の赤色で印がつけられている3つのツメを本体から外すと正面カバーが容易に外れる。ドライバーなどは不要だ。手前にはロープロファイルのカードが4枚装着可能だ。LPなら拡張ビデオカードも増設できる。念のため電源は210Wのものが無償なのでアップグレードしておいた。拡張電源レスのビデオカードを後日装着する予定

ThinkCentre M75s-1 motherboard
ThinkCentre M75s-1 motherboard

マザーボード全景。左上にRAMスロット4枚(DDR4)、右上にNVMe SSDが配置されている。いずれも交換はとても容易そうだ。

ThinkCentre M75s-1 motherboard

PCIスロット部。ロープロファイル仕様のカードが4枚装着できる。手前にパラレル仕様のコネクターが見えるため、パラレルプリンターが接続可能だ。まさにPOSレジ仕様といった感じ。シリアル(COM2)の コネクタもあるので、シリアルは2つまで容易に拡張可能だろう。オプションで装着したWiFiカードが中央に見えるがスロットへ干渉していないため、そのまま上に拡張カードを装着できる。

ThinkCentre M75s-1 PCI slots

マサーボード右上にストレージ関連はまとめられているようだ。NVMe SSDは、ネジ1つで交換可能。アクセスも超簡単。SATAコネクタが3つ用意されている。2.5インチのSSDは簡単に増設可能だ(詳細後述)。

ThinkCentre M75s-1 NVMe SSD

デュアルチャンネルDDR4のメモリスロットは、4つありいくらでも拡張可能そうだ。メモリスロットの上にある4pinの黒いコネクターは、SATA用の電源コネクターだ。

ThinkCentre M75s-1 RAM Slots
Samsung製 DDR4-2666が装置されていた

本体を開けてみて思わず「え?」と驚いたのが、カバーをあけた右上に3.5インチ SATA用のマウンタが付属していたことだ。なんとケーブルまでご丁寧にセットされていた。正面ケース部の裏手にドライバーレスで装着できるようになっている。「改造してください」と言わんばかりの大手メーカ製PC。嬉しすぎます。パーツ探さなくて良い「おもてなし」を感じます。

ThinkCentre M75s-1 3.5 inch SATA case bundled
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