デルタ航空 A350 「デルタ・プレミアムセレクト」搭乗記

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デルタ航空 A350 プレミアムエコノミー「デルタ・プレミアムセレクト」に搭乗する機会がありましたので、レポートします。

デルタ航空のEconomy Comfort plusは従来の座席(シート)のままで、足元の間隔が少しだけ広くなっただけで、あまり変わり映えせず、価格もあまり差額がなかったのだが、デルタ・プレミアムセレクトは見た目は20年くらい前のビジネスクラスと同じような印象を受けていたので気になっていた。片道運賃エコノミーが7万円で、このデルタ・プレミアムセレクトは14万円だが、デルタワン・スイートの30万円と比較すると中間を埋めるとてもいい価格。

とても気になっていた。搭乗してみて感じたのは、「これはもはやビジネスクラスでは」が結論。エコノミークラスの3-3-3配列に対して、2-4-2配列であり1席分少なく、シートの横幅がある。

TUMIのアメニティ、スリッパ、ノイズキャンセリングヘッドフォンが備品として装備されていた。ブランケットにWestin製のものが採用されているようにホームページ上では案内されていたが、通常のエコノミークラスのものと同じものであった。ブランケットには「Property of Delta」のタグが大きくつけられていて、「盗むな」という意図を強く感じた。

座席のリクライニング角度はエコノミークラスよりもずっと倒すことができ、上半身の体重の多くを座席に預けることができる。なんといってもフットレストが装備されていることが長時間フライト(デトロイト便の12.5時間)には助かる。疲れが全然異なる。

モニターも通常のエコノミークラスより大きめの画面のようだ。私はデルタ・プレミアムセレクトの座席が始まる最前列の20列目であったため、前の座席がなくモニターは格納された状態になっていた。この20列目は窓際に着席していても、通路側のひとが最大限のリクライニングをしていても、通路へ通ることができるため、20列目は最強であると思われる。早期予約が大切だ。

デルタ・プレミアムセレクトは、食事が食器で提供され和食メニューも大変良い仕上がりであった。この価格でこの内容であれば満足できる。ただし、スカイマイルのダイヤモンドメダリオン以外(しかも差額が有償)では、マイレージを利用したアップグレード対象外であるようで、基本的に現時点ではお金をだして座席を購入しないといけないのが残念だが、この価格であれば完全販売ができるのも頷ける。

ウエルカムドリンクはシャンパンだが、追加ドリンクにはシャンパンはなくスパークリングワインとなる。

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