映画「不都合な真実」

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アル・ゴア米国元副大統領が執筆した書籍として世界中で売れているが、この映画を六本木ヒルズで上映しているので見に行った。もうかなりの期間上映しているのにもかかわらず、週末だと朝から全席満席。前から3列目の席で迫力満点で鑑賞をした。


NASAや民間の観測衛星による映像や同じ地点で数年前に撮影された映像の比較などが、映画であるためふんだんに使われていて、まさに「百聞は一見にしかず」で、氷河がどんどん溶けている深刻な状況に青ざめるしかなかった。
地球温暖化については、最近加速しているものの、実は20年以上前からかなり深刻な進行が地球の歴史初めて迎えている事実に驚かされた。ここ過去7年では加速的に深刻化しており、そして2005年の夏におきた過去にない暖冬を契機に南極、北極、グリーンランドの永久凍土がどんどん溶けている状況には、もうどうしようもなく深刻な状況になっていることを目のあたりにし、もう人類はダメなんじゃないかと涙を流さずにはいられなかった。
しかし、アル・ゴア氏によれば、地球市民ひとりひとりが意識をもって、特に二酸化炭素の排出が大きい先進国と、米国と中国が率先して、二酸化炭素の排出を抑える試みをいますぐ行えば、急激に良くすることができると訴えていた。ちょっと楽観的な数字が掲げられていたが、まったくアクションを起こさないよりは良いだろう。
長い地球の歴史のうち、更に人類が生まれた歴史のうちの、この20年で人類の人口は劇的に増えすぎている。地球がこの環境負荷に耐えられるはずはないというもう1つの問題もある。この問題についても映画では「深刻な水不足と食料不足が気候変動によって更にこの人口を抱えられなくするだろう」と述べていた。これは正しいだろう。
いまから3年後くらいが地球としての人口が最大化された年となり、年々減少していくはずだ。そのもっとも減少の影響を受けるのが、アフリカ、東南アジア、南アメリカのようだ。
しかし、日本は水と食料に恵まれたたがいまれな豊かな国となりそうだ。食料に関しては自給率をあげればの話だが・・。

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