マイクロソフトがOSに付属させたり発売してきた様々なネットワーク製品のなかで最も優れていると感じたのが「Microsoft Security Essentials」。パソコンを購入する上で、セキュリティ対策は、「OSに付帯する別途購入が必要なソフトの必須条件」となっていた。自宅では、1980円の著名な対策ソフトを。会社では、Symantecを利用している。
1980円のソフトウェアは特にVista環境において不安定になったり誤動作が激しいので、徐々に使わなくなってしまっていたが、今回のWindows7へのアップデートによるVista駆逐を契機に、「Microsoft Security Essentials」を自宅の環境に一斉導入した。なんといっても無料なのがいい。
マイクロソフトは、ルーマニアのウイルス対策ソフトウェア開発企業GeCad Softwareを、2004年末にはデスクトップ向けスパイウェア対策企業Giant Softwareを、2005年に入ってからは企業セキュリティソフトウェアベンダーSybariを買収し、セキュリティ業界には「マイクロソフトがセキュリティソフトを販売するか、無償提供するらしい」とのことで戦々恐々であったが、それが現実のものとなったのが今年のベータ配布から。
家電量販店で売られているソフトウェアは、「セキュリティ」と「会計ソフト」と「DVD関連」が主たるもので、全パソコンソフト出荷額に占めるセキュリティソフト市場は大きく、ジャストシステムが一昨年よりカスペルスキーを担いで(ありがとう!)参入したばかりなのだが、これで、この2~3年でこの市場の縮小も余儀なくされることであろう。
Microsoft Security Essentialsは、CPUの空き稼働時にスキャンしたり、動作がとても軽く、軽快に動く。マイクロソフトが出荷しているだけあり、安定性も高い(いまだブルースクリーンはみたことがない)。このソフトを導入してみることを強くお勧めする。
会社のセキュリティも徐々にこちらに切り換えることにしよう。
Microsoft Security Essentials