Willer Travelの女性専用高速バス(ダブルデッカー)のPRIMAに試乗しました。

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チャーター型の高速バス会社「Willer Travel」が東京<==>大阪間に三菱ふそう エアロキング(この車体は平成21年8月ロールアウト)による新型の女性専用(!)車両「PRIMA(プリマ)」による運行を開始したのだが、特別に拝見させてもらうことができたので、ご紹介。エンジンは、ディーゼル直列6気筒の12,882ccの420馬力。
Willer bus Prima 女性専用車両


1階部分には、標準仕様では6席ある座席の代わりに、ファーストクラスを彷彿させる3席のエクゼクティブシートを贅沢に配置。地上デジタルTVにDVDプレーヤが各席に専用に装備されており、電動パワーシートでまさにVIP気分。本当は4席を1階部分に配置できるのだけど、車椅子を置くために1席分のスペースを作っているというノーマライゼーション対応も、価格競争が激しい高速バス会社では珍しいのではないだろうか。
ウイラーバス 女性専用高速バスのエクゼクティブ席
2階はカラフルで明るい3列シート席だ2階建てハイデッカーなので展望が素晴らしく、最前列は、バス好きでなくともたまらなそうなパノラマ席だ。
willer bus prima女性専用ダブルデッカーバスの座席
三菱ふそう エアロキング。なかなかカッコいい顔をしている。WILLERのロゴが目立つ。
ウイラーバス Prima 正面 三菱ふそう エアロキング
高速バスはCO2を航空機よりは排出しないが、電車よりは多い。しかし、このWillerバスは、運賃に走行分のカーボンオフセットされており、地球環境にも優しい車両だ。専用車であるPRIMAの名称も見える

三菱ふそう エアロキングのノーズ部
PRIMAの中央乗降口は開口部が広く荷物を持っていても困らない。
Willer bus Prima 中央乗降口
夜行バスということもあり、乗降口の上部には照明が装備され、乗降中の安全にも気を使うとともにおもてなし感が満載。
ウイラーバス プリマの中央乗降口上部の照明
三菱ふそう エアロキング 運転席の運転席は、バス一般がそうなのかもしれないが着座位置が低く前方や左右の見切りが良く視界が少ないのには驚いた。ますます自家用に1台購入して運転したくなった。
willer bus prima 運転席
運転席右側には室内のエアコンや放送関係なのか、たくさんのスイッチが並んでいた。
三菱ふそう エアロキング 運転席の制御盤
運転席の左側には中央乗降口の階段と、2階部分の室内を写しているモニターがあった。バス後方視界などをスイッチで切り替えられるのかもしれない。
ウイラーバス Prima 運転席用車内モニター
高速バスは2名の運転手により交代制で運行される(このため過労による事故は基本的にはない)。休憩中の運転手のための仮眠室が運転席左後方にあった。フルフラットで横幅は1メートル弱の縦は2メートル近くあり、もしかするとこのバスのなかで一番良い席ではないだろうか。働いている人が充分安らげるということは、このバスの安全性に結びつくはずだ。
ウイラーバス 運転手仮眠室
このバスは残念ながら女性専用ということで男性の私は乗ることができないが、エクゼクティブは、別の車両に用意されているので、ぜひとも乗ってみようと思った。しかし!年内は予約で一杯だった(>_<)

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