伝統ある企業の再編後には、大学再編?

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2004年から2005年にかけて伝統のある企業が相次いで合併をし、国内外での競争力を増したり、選択と集中により事業強化がなされた。私はいすず自動車の株式を40円で2002年10月に購入したが、いまや478円である。(2003年に売却している)

こうした企業再編の後にくるのは、大学再編がくるだろうと予想する。企業と違って大学は卒業生という支援グループがあるので、容易には閉鎖しづらい。


伝統のある大学は経営革新をすることができていないように見える。大学には、経営学や経済学の教授陣が豊富にいるので経営には長けていると考えるのは非常に間違えで、机上の空論と時代に取り残された人達ばかりだというのが、僕の率直な感想だ。

また、比較的歴史の浅い学校法人は、株式会社的なノリで経営をしており、エリアマーケティングも含めたマーケティング能力に非常に長けている。進学塾とのアライアンスも見事だ。こうした経営に長けた歴史の浅い学校が欲しいものは、どうしても金銭では得ることのできない「伝統」であることに間違いはない。

これらの考察から、私が推測するに、伝統のある大学と経営能力に優れた新興大学が合併されることが、この10年間で大いに進むと思う。名称も、東京三菱UFJみたいに、ながながとした名前となることが予想される。

私の母校である中央大学は、いつまでも八王子にキャンパスを置いており、伝統的な運営をいつまでもしているので、法曹分野のブランドを確保したい新興大学から一番狙われるであろうと感じている。

自分のいた大学のブランドがなくなってしまうというのは悲しいことだが、歴史が閉じるわけではないのでよしとしよう・・・。

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